Zendesk Explore で正規表現を使ってみた

Zendesk Explore で正規表現を使ってみた

Zendesk Explore の REGEXP関数(正規表現)の使い方
Clock Icon2021.06.17

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このブログはこんな方におすすめ

  • Zendesk Explore をあまり触ったことがない
  • Zendesk Explore の正規表現の使い方がわからない

はじめに

クラスメソッドでは問い合わせ管理ツールに Zendesk を利用しています。 Zendesk では貯まったチケット情報をデータ分析するための機能として、Zendesk Explore を提供しています。 今回は Zendesk Explore で、REGEXP関数(正規表現)を利用して値を取得する機会があったので、その方法をご紹介します。 Zendesk Explore を全く触ったことがない方は、以下のブログの入門チュートリアルを最初にやってみることをおすすめします。

Zendesk Explore入門チュートリアル 〜 サポートチケット分析はじめの一歩 | DeveloperIO

やってみた

REGEXP関数(正規表現)の使い方は、公式ドキュメントでは以下に記載があります。

REGEXP関数 - Exploreの関数のリファレンス | Zendesk

今回の題材

  • チケットフォームTESTのチケットが対象
  • カスタムフィールドPRJIDに格納されているプロジェクトIDを取得
    • 例:123456789-10
    • 取得したい値:123456789
  • チケット件名のヘッダーに含まれるプロジェクトネームを取得
    • 例:[CMP-10] Zendesk Explore について
    • 取得したい文字列:CMP
  • プロジェクトIDとプロジェクトネームを結合する、標準ユーザー定義属性を作成したい
    • 例:123456789-CMP

設定

計算 →メトリクス標準ユーザー定義メトリックスを開きます。

以下のように設定します。

  • 名前:TEST(prj_id-prj_name)
  • 式:以下参照
IF ([チケットのフォーム]="TEST") THEN
    REGEXP_EXTRACT([PRJID], "(.*)(?=\-)") +
    "-" +
    REGEXP_EXTRACT([チケットの件名], "(?<=\[)(.*?)(\-)")
ENDIF

結果

行に作成した標準ユーザ定義属性を設定することで、データを無事取得することができました

おわりに

今回のようにチケットフィールドの値をそのまま使うのではなく、分割や結合したい場合もあるかと思います。 正規表現を使うことでシステム改修せずに目的の表示ができるかもしれないので、機会があったら挑戦してみてはいかがでしょうか。

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